ホルン
Horn
ホルトン / フルダブルホルン “H280ER”
特色
ホルン(ホーン)はイタリア語、フランス語、英語等で「つの」の意味ですが、その名のとおり狩りをするときに使用していた信号用の角笛をもとに誕生した楽器です。
金管楽器の中では一番小さなマウスピースを使用し、音を変えるのに左手を使う楽器です。
金管楽器は唇をふるわせて音を奏で、その振動をコントロールすることで音の高さを変えます。18世紀のホルンはナチュラルホルンとよばれる(現在のようにピストンやロータリーなどのない)シンプルな楽器で、唇の振動のみでしか音を変えられませんでした。そこで当時の演奏家たちが、ベルの中に手を入れて音程を変える、ゲシュトップ奏法を生みだし、その技術は現代の演奏家たちにも受け継がれています。
また、ホルンは金管楽器なのですが木管アンサンブルにも参加するように、音色は金管楽器と木管楽器の中間的で、表現力も豊かです。
オーケストラではメロディからハーモニーまで幅広く活躍し、吹奏楽でも同様に活躍します。