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イベントレポート
2012.12.12
SELMER Paris
2012セルマーサクソフォン・オータムセミナーin神戸
イベントレポート
西本淳(saxophone)
大阪音楽大学、相愛大学音楽学部、相愛高等学校音楽科
武庫川女子大学音楽学部講師
秋風の心地よい3日間、毎年恒例となった「セルマーサクソフォン・オータムセミナーin神戸」が、神戸セミナーハウスにて10月6日から8日まで開催されました。おかげさまで早い段階で満員御礼となり、音大受験生、音大生、多くの愛好家の方々まで幅広くご参加いただき、今回も充実したセミナーになりました。
このセミナーは、サクソフォンのレッスン(45分)が3人の講師から1回ずつ、ピアノとのアンサンブルレッスン(25分)が2回、計5回のレッスンを受ける事ができます。また大自然に囲まれたいつもと違う環境で練習に没頭できるのもこのセミナーの魅力と言えるでしょう。さらに野中貿易技術スタッフによる無料調整会、セルマーサクソフォンをはじめ、多くの種類のマウスピースやリガチャーなどの試奏ができるコーナーも設けられ、受講生の皆さんは大変充実した3日間を過ごされたのではないかと思います。
1日目の夜での懇親会では、自己紹介と共にこのセミナーに対する意気込みも語っていただき、和気あいあいとした雰囲気の中で楽しい時間を過ごしました。サクソフォンを通じてたくさんの人々と交流が図れるのも、このセミナーならではの楽しみです。
2日目の夜には講師演奏を開催。ピアノは毎年おなじみの原田恭子先生にお願いしました。貝沼拓実先生によるイベール作曲「室内小協奏曲」は、軽快で完璧なテクニックに一同圧巻!の素晴らしい演奏。平賀美樹先生によるシューベルト作曲「アルペジョーネソナタ」は、まるでバリトンサクソフォンが体の一部になったような、伸びやかでロマンチックなものでした。私はデクリュック作曲「サクソフォンソナタ」を演奏いたしました。更に今年はアシスタントの津村美妃さんにも加わっていただき、バッハ作曲「イタリア協奏曲」を四重奏で、そして毎年恒例となったジブリメドレーもお楽しみいただけたかと思います。
3日目には発表会が行われました。ピアノは泉谷絵里先生です。(長時間にわたる演奏お疲れ様でした!)この3日間で学んだ成果が十分に発揮された熱演で、心に染み入る素晴らしいコンサートを満喫させていただきました。毎年この発表会での皆さんの演奏が我々講師陣の演奏活動の糧になっていると言っても過言ではありません。あっという間の3日間でしたが、本年も内容の濃い充実したものになったと思います。
2013年3月にはセルマーサクソフォン・スプリングセミナーin 西湖が開催されます。「演奏に自信がない」「一人で参加するのが不安」などで迷っている方もいらっしゃると思いますが、たくさんの新しい出会いや発見が待っているこのセミナー、是非思い切ってご参加ください!
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