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イベントレポート
2019.12.25
第3回ノナカ・クラリネットアカデミー「セルマー・パリ奨励賞」受賞記念
中村愛佑美クラリネット・リサイタル
毎年8月に軽井沢で開催されている「ノナカ・クラリネットアカデミー」で「期間中大変努力し、優秀かつ大いに将来性がある」と評価された受講生に、講師のフィリップ・ベロー氏(パリ管弦楽団首席、フランス国立パリ高等音楽院教授)から授与される「セルマー・パリ奨励賞」に選ばれた中村愛佑美さんのリサイタルが、渋谷ノナカ・ミュージックハウスのノナカ・アンナホールにて開催された。
中村さんは国立音楽大学を卒業後フランスに留学し、本年帰国。そしてこのたびその成果を披露する初リサイタルを開いた。
プログラムは下記のとおりだが、パリではバス・クラリネット科で研鑽したとあって、後半はすべてバス・クラリネットをソロ楽器としての演奏を聞かせた。
共演はピアノ:松ア佑美、バス・クラリネット:川越あさみの各氏。
シューマン:幻想小曲集
ドビュッシー:プルミエ・ラプソディ
ブーレーズ:ドメーヌ
☆
ラボー:ソロ・ド・コンクール
オトマール・シェック:バス・クラリネットとピアノのためのソナタ
マーク・メリット:2本のバス・クラリネットのための「ブラック」
ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンド(原曲はファゴット独奏)
中村さんは現在「現代奏造Tokyo」のメンバーとしても活動しているが、バス・クラリネットも含めたソロ活動でのますますの活躍も期待したい。
バス・クラリネット2本のみで、息をもつかせぬスリリングな演奏を聞かせた「ブラック」
愛器はセルマー・パリ「プリヴィレッジ」(マウスピース:バンドーレンB40、リード:同トラディショナル31/2)
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