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イベントレポート

開催期間:2012/10/15〜2012/10/15

2012.10.26
KING
トロンボーン奏者・中路英明氏が愛器キングを引っ提げて『京都大学ダーク・ブルー・ニューサウンズ・オーケストラ』をクリニック
イベントレポート

開催場所:京都

 毎年恒例の、大学ビッグバンド界最大のイベント「山野ビッグ・バンド・ジャズ・コンテスト」で、今年のベストランクアップ賞を受賞した、京都大学DBNOに、野中貿易からトロンボーン奏者・中路英明氏の出張クリニックがプレゼントされました。

 場所は京都の某スタジオ。ビッグバンドがぎりぎり収まるぐらいの広さの部屋で、愛器キング・トロンボーンを引っ提げて、中路氏の熱い指導が繰り広げられたのでした。

 以下はメンバーの方による当日のリポートです。感激ぶりがひしひしと伝わってきますネ!  

 

 

 私は中学生の頃から中路英明さんに憧れていて、何度かライブを見に行ったり彼のソロをコピーして練習したりしていたので、今回クリニックを受講できるという話を聞いたときはまるで夢を見ているかのような気分でした。私たちの演奏を聴いてアドバイスをいただけるというのは、おそらくもう二度とできない貴重な体験だと思います。
 

  

 クリニックでは今年の山野ビッグ・バンド・ジャズ・コンテストの予選と本選で演奏した曲を中心に見ていただきました。私たちダーク・ブルー・ニューサウンズ・オーケストラは毎年デューク・エリントンのナンバーのみを演奏していますが、ふだん私たちだけでは解決するのが難しい曲作りや表現方法などについて教えていただきました。リズムの感じ方、8分音符のニュアンス、ビブラートを使った音の歌い方についても詳細なアドバイスをいただき、とても勉強になりました。

 

 今回はアドバイスだけでなく、実際に演奏に参加してお手本を見せてくださることになりました。私はリードトロンボーンを担当しているので、中路さんに私のパートを吹いていただいたとき、バンド全体の印象がガラッと変わったことに感動し、また自分のパートの重大さを再確認できました。そのとき中路さんの演奏から盗めるものは全て盗もうとしていたので、私の目は少々怖かったかもしれません(笑)。
       

 最後にはリズム隊の希望により、中路さんとダークリズム隊によるセッションが行われました。曲はジャズスタンダードの「There will never be another you」です。演奏しているリズム隊の3人はもちろんのこと、聴いていた管楽器隊の私たちも大いに楽しむことができました。トロンボーンという楽器の性質を感じさせないアクロバティックな演奏にメンバー一同驚きの表情を隠せませんでした。中路さんがトロンボーンを自由自在に操る姿を私は忘れられません。あのテイクは永久保存版として大事にしたいと思います。
       

 このクリニックを通して、その曲の作られた年代や雰囲気に合わせた吹き分けが必要だと感じました。中路さんのアドバイスにより今まで抱えていた問題が解決したのと同時に、新たな課題もたくさん見つかりました。それらを含めこのクリニックで得たものを生かして、これからもエリントンらしさやジャズのおもしろさを追求していこうと思います。

  

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