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イベントレポート
2015.06.25
セルマーならではの芳醇なサウンド
ハワイ大学サクソフォン・アンサンブルが来日
〜洗足学園音楽大学、精華女子高校、春日北中学校で交流演奏会〜
ソリストでハワイ大学教授のトッド・ユクモト氏をリーダーとして、ハワイ大学の学生と卒業生で構成されている「ハワイ大学サクソフォン・アンサンブル」が来日し、日本の音楽大学、高校、中学のサクソフォン奏者たちと交流し、演奏会や講習会を行った。
まずは6月18日、洗足学園音楽大学で原博巳氏と学生有志によるアンサンブルとの交流演奏会が開かれた。
洗足学園、ハワイ大学それぞれのアンサンブルがレパートリーを披露し、最後に合同演奏も聞かせた。
また、ハワイ大学の演奏には、ユクモト氏とハワイのハイスクールバンドで一緒に演奏した経験をもつトランペット奏者エリック宮城氏も特別ゲストとして参加し、自身の作品「ココペリ」でソロを聞かせるといううれしいサプライズもあった。
洗足学園音楽大学、ハワイ大学合同演奏（指揮：原博巳氏）
Solo: エリック宮城氏（演奏：ハワイ大学サクソフォンアンサンブル）
20日は、福岡・春日北中学校を会場に、春日北中学校、春日野中学校、春日中学校、春日南中学校が参加して、演奏会と講習会を行った。
演奏会では、日頃吹奏楽で演奏したり聞いたりしているグリンカの「ルスランとリュドミラ」序曲、バッハの「トッカータとフーガ・ニ短調」、グレンジャー の「岸辺のモリー」、バーンスタインの「スラヴァ！」などを、ソプラニーノからバスまでの総勢16名によるサクソフォン・アンサンブルで楽しみ、それに続く講習会では楽器別に基礎的な演奏法の指導を受けていた。
コンサートの様子（指揮：トッド・ユクモト氏）
春日北中学でのクリニックの様子
そして21日は、日本を代表する高校バンドのひとつ、福岡の精華女子高校で講習会と演奏会を行った。
講習会では、ポップな曲の演奏の仕方（ユクモト氏はジャズアンサンブルやポップスのバンドでも活躍している！）を熱心に質問して、独特のテクニックについて学んでいた。
また、演奏会ではサクソフォン以外の楽器の生徒も音楽室に詰めかけて、先ほど講習を受けたポップな曲の実演（たとえば「ココペリ」）や、クラシックの名曲の数々を堪能した。
精華女子高等学校でのコンサート風景
精華女子高等学校での集合写真
このアンサンブルは、以前東京・アクタスでの演奏経験はあるが、福岡を訪問するのは初めてで、今後も日本の各地でサクソフォン奏者たちとの交流を企画したいと語っていた。
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