インフォメーション
INFORMATION
イベントレポート
2014.04.04
開催日:2014年3月21〜23日
SELMER Paris
2014セルマーサクソフォン・スプリングセミナーin西湖
イベントレポート
開催場所:山梨・魚眠荘
■講師:
左から、大城正司・貝沼拓実・江川良子・成田良子(敬称略・順不同)
■セミナーレポート
毎回好評の「セルマーサクソフォン・セミナー」、今年も開催しました!
会場は、山梨県の西湖にある“魚眠荘”。湖畔の素晴らしい大自然、雄大な富士山と湖と樹海を一望におさめることが出来る場所で、セミナーが始まります!
今年のサクソフォンセミナー受講生は17名!音楽高校の受験を目指す13歳の中学生から、趣味でサックスを楽しむ60歳まで、全国から受講生の皆さんをお迎えしました。
3月29日(金) セミナー1日目
開講式が済むと、早速レッスン開始です。
受講生はそれぞれ、音楽大学の受験課題曲や部活で練習している曲、授業の課題曲など、各自希望の楽譜を持ち込みレッスンを受けます。基本的にはこの3日間で、各サクソフォン講師のレッスンが1回ずつ、ピアノとの伴奏合わせレッスンが2回、計5回レッスンが受けられます。
受講生達は、開講式で配布される「レッスンメモ」を常に携帯します。各レッスン終了後、気づいた事や学んだ事を自らの言葉で綴りながら、今後の練習や演奏方法を考えていく、そして全てのレッスンが終わった時には、新たな自分を再発見できる!という、素晴らしいメモになるのです。この「レッスンメモ」を使って、講師の先生方が受講生1人1人についての情報交換を密に行いながら、きめ細かい指導を行っていました。
夜は楽しい懇親会です。セミナーには、初めて参加する受講生もたくさんいます。同じサクソフォンを演奏する仲間同士との交流は、いくら初対面であってもすぐに打ち解けるものです。一人一人の自己紹介を経て、受講生、スタッフが一つの大きな家族になっていくような、そんな温かさを感じる懇親会になりました。
3月30日(土) セミナー2日目
午前と午後は1日目と同様にレッスンが行われます。
本部では、セルマーの各種楽器や、多彩な種類のマウスピース・リガチャーなどがいつでも自由に試奏でき、リードや小物など気に入ったものがあればその場で購入することも出来ます。また、リペアスタッフによる楽器調整も無料で受ける事ができます。その為、この試奏・調整コーナーがある「本部」は、常に空き時間の受講生達で賑わっていました。
セミナーが円滑に進むように、津村美妃氏(サクソフォン奏者・日ノ本学園高等学校音楽科講師)をスタッフにお迎えし、サクソフォン奏者からの視点で受講生にとってのよきアドバイザーとして務めていただきました。
そして夜はセミナーならではのイベントの1つ!「講師の先生方によるミニコンサート」です。まずは江川先生による優美な美しい演奏で、受講生達の心を一気に惹きつけた後、貝沼先生の繊細且つ華麗な演奏、そして大城先生の優雅で貫禄のある演奏に圧倒された後は、サクソフォン講師によるトリオ。フィナーレは成田先生も交えての講師陣4名のアンサンブルで、豪華に幕を閉じました!
3月31日(日) セミナー最終日
いよいよセミナー最終日。
午前中のレッスンを終えて、午後からはメインイベントとなる「受講生による発表会」が開催されました。成田先生に伴奏をお願いし、受講生皆さんの3日間の成果を講師の先生方や他の受講生に披露します。また講師の先生方から1人1人に講評をもらえ、アドバイスを頂けることも大きな特徴となっています。どの受講生も熱演ばかりでしたが、3日間で飛躍的に上達した受講生が何人もおり、その成長のスピードには講師の先生方が驚かれていました。そして1人1人の演奏を、受講者全員がしっかりと熱心に聴いて勉強している姿も印象的でした。
「受講生による発表会」が終わると、閉講式を経てサクソフォン三昧の3日間もいよいよ終わりを迎えます。閉講式では「頑張ったで賞」を設け、セミナー期間中に一番セミナー全体を楽しみ、且つ演奏が上達した参加者1名に「VIVACE CASE A.SAX」をプレゼント致しました。閉講式後は、受講者同士で連絡先を交換したり、講師の先生方から更なるアドバイスをもらう受講生など、最寄駅までの送バスが出発する時間ぎりぎりまで交流を深めていました。
受講生や講師の先生方、スタッフと良いコミュニケーションで、セミナーは終始和気あいあいと、しかし、やる気に満ちた雰囲気の3日間となりました。