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イベントレポート
2011.11.24
第59回全日本吹奏楽コンクール
あふれる思いを音に託して!
熱い演奏を支えたセルマー、バックなど世界の名器
今年もアマチュア吹奏楽界最大のイベント、第59回「全日本吹奏楽コンクール」全国大会が、中学・高校の部は10月22・23日に東京・普門館で、大学・職場・一般の部は10月29・30日に青森市文化会館で開かれた。
今年は中学の部29団体、高校の部29団体、大学の部13団体、職場・一般の部26団体が出場。数多くのバンドがセルマー・パリのクラリネットやサ クソフォン、マリゴのオーボエ、そしてバックのトランペットやトロンボーン、ラディックのパーカッションなど世界の名器を駆使して、聞く者の心を揺さぶる 熱演、名演を聞かせてくれた。
銀賞
●島根・出雲市立第一中学校
(指揮・小西慶一)
中学の部では他の追随を許さぬ伝統校で、今年も難曲「サロメ」では超中学生級の名演を聞かせてくれました。
銀賞
●島根・大田市立第一中学校
(指揮・竹下克敏)
昨年に続く3回目の全国大会出場。プロコフィエフの「シンデレラ」では、小手先ではないしっかりと落ち着いた演奏を聞かせ、その実力を感じさせました。
金賞
●岡山・岡山学芸館高等学校
(指揮・中川重則)
文句なしの快演!スミスの「華麗なる舞曲」では始まりからエンディングまでただただ感動させられました。
金賞
●福岡・精華女子高等学校
(指揮・藤重佳久)
日本を代表するバンドといっても過言ではない精華女子の輝かしいサウンドは今年も健在! 加えて今年はアンサンブルを冷静に、そして緻密にまとめて、安心して楽しませてくれました。
金賞
●愛知・愛知工業大学名電高等学校
(指揮・伊藤宏樹)
日頃の充実した練習のたまものともいうべき自由曲、福島弘和作曲「シンフォニエッタ第2番『祈りの鐘』」で、伝統校の実力をいかんなく発揮してくれました。
金賞
●大阪・大阪府立淀川工科高等学校
(指揮・丸谷明夫)
スコアのすみずみまで読み込まれた大栗裕作曲の「大阪俗謡による幻想曲」は、今年も巨大な普門館の空間をエネルギッシュで絢爛たる音でいっぱいにしてくれました。まさに日本を代表するバンドの名演!
金賞
●島根・出雲北陵高等学校
(指揮・原田実)
各楽器のソロや金管のファンファーレをちりばめたレスピーギの交響詩「ローマの松」は、音の絵巻ともいうべきゴージャスな演奏でした
金賞
●福岡・福岡工業大学吹奏楽団
(指揮・柴田裕二)
これぞ大学生の演奏と思わせる音楽的にも技巧的にも充実した大人の演奏で、保科洋作曲「復興」に込められた思いが聞く者の心に深く伝わるかのようでした。
写真提供:エーコーフィルム・プロダクション、大阪フォトサービス
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