野中貿易株式会社のイベント情報・イベントレポート

ENGLISH
  1. HOME > 
  2. インフォメーション > 
  3. イベント一覧 > 
  4. 第42回『YAMANO BIG BAND JAZ CONTEST』ベストランクアップ賞 〜長嶋一樹氏によるクリニックでさらにレベルアップ!〜

インフォメーション
INFORMATION

イベントレポート

開催期間:2011/11/17〜2011/11/17

2011.11.28
第42回『YAMANO BIG BAND JAZ CONTEST』ベストランクアップ賞
〜長嶋一樹氏によるクリニックでさらにレベルアップ!〜

開催場所:兵庫

この夏8月13・14日に開催された大学ビッグバンド界最大のイベント『YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST』で、前回と比較してもっともレベルの向上したバンドに授与されるベストランクアップ賞を、今年は関西学院大学のK.G.Swing Charioteers2011(通称チャリオ)が受賞し、副勝の野中貿易(株)提供によるサクソフォン奏者・長島一樹氏によるクリニックが11月17日 に同大学にて実現されました。

 

 

 

〜当日の模様を、受講者代表の岡本侑子さんと、クリニシャンの長島一樹氏にリポートしていただきます〜

 

クリニックの成果を
12月18日の定期演奏会で爆発させるぞ!

受講者代表 岡本侑子さん

 

私たちチャリオは、関西学院大学文化総部軽音学部に所属するビッグバンドです。今回私たちは第42回『YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST』ベストランクアップ賞をいただきました。そして、その副賞でいただいた野中貿易(株)提供によるクリニックを受けることができました。
講師はサクソフォン奏者の長島一樹さん。とても気さくな方で、アドバイスもわかりやすく、リラックスした状態で受けることができました。普段のアンサンブ ルで疑問に思っていた部分や、違和感があったフレーズなど、今回のクリニックですっきりしたというか、コツがつかめたのではないかと思います。
今回、長島さんに教わったことをいかし、今後の練習に励み、次のYAMANOではより良い成績を目指して努力したいと思います。

さて、少しライブ宣伝をさせていただきます。来る2011年12月18日(日)、芦屋ルナホールにて、我々軽音学部の後期学外定期演奏会を行います。時間は16:30からで入場無料です。
この演奏会が、チャリオ2011のラストライブとなります。部の定期演奏会なので他にも多彩な5バンドが出演いたします。ご都合ありましたら是非お越しく ださい。他のライブ情報は我々のホームページに記載しておりますので、アクセスしていただけたら幸いです。お待ちしています!

 

 

積極的にインプロヴィゼーションを!

長島一樹氏(サクソフォン奏者)

 

まずはじめに、バンドの雰囲気が大変アットホームで、温かい空気が部室に自然と醸し出されている事に感銘致しました。私が現役の時は良くも悪くもバンドは 常にピリピリとしており、いつも何かに追われているような感覚でビッグバンドの練習に励んでいたので、ノビノビと音楽を楽しそうにやっている関学の皆様が とても新鮮でした。バンド内はすべて関学生という事実もとても素晴らしい事で、学生時代の音楽活動のありかたとして、ひとつのモデルになるバンドだと感じ ました。
そしてその雰囲気から出される一体感のある、スカッとしたサウンド。特にトランペット隊は強力で、音質が良いのであまりうるさいとも感じず、高い基礎力を感じました。
その分バランス的に高音が抜けてくるので、中低音の厚みを出せるように意識すれば、よりゴージャズなビッグバンド・サウンドになるでしょう。
時々ハーモニーが気になりましたが、管楽器で大事なことは力まず、いい「響き」を出すことで、それがあれば多少の音程の上下はカバーされますので、その点 を意識して練習するとよりブレンドしてくると思います。その上で「キー」というものを気にしながら演奏するともっと良くなるでしょう。書かれた音符だけを 吹くのではなく、曲全体のキーのイメージを持ちながらその音を吹くと説得力が全然違います。
サックスの力みを指摘したときに、すぐに皆さんが柔らかい音に変わったことも感動しました。その対応力は素晴らしく、その良いイメージを持続してほしいと思います。
バンドはこのままの方向性で、より全体のサウンドに磨きをかけていけば、さらなる飛躍を期待できます。皆様の人柄もサウンドもとても素敵なバンドでファンになりました。来年のコンテスト初め様々な演奏活動を応援しています。
最後に今後取り組んでほしい事は2点です。ジャズをやっている以上、インプロヴィゼーションはやはり切り離せない要素なのですが、東西問はず学生ビッグバ ンドの方々はあまりソロに対して積極的ではないように思います。大学卒業後もジャズを楽しむには、アドリブに今のうち慣れていたほうが絶対に世界が広がる ので、恥ずかしがらずにドンドンソロをとる習慣をつけるとよいでしょう。
そして他大学との交流ですね。この素晴らしいバンドのメンバーでより多くの他大生と交流するよう活動してほしいです。自分は今でも関西関東問はず学生時代 の他大学のビッグバンドの仲間と多く交流があり、一生涯の友を得たなと感じています。ぜひ他の大学と積極的に交流する機会を増やし、大いに刺激を得ながら 一生涯の友を増やしてください。
素晴らしい経験をさせていただきありがとうございました。

 


 

長島 一樹(ながしま かずき)

 

埼玉県出身。埼玉県立川越高校にてバリトンサックスを始める。早稲田大学進学後、同校のジャズビッグバンドの名門ハイソサエティ・オーケストラに所属し、 3,4年時に山野ビッグバンドジャズコンテスト、太田市ジャズフェスティバル、浅草アマチュアジャズコンテストで優勝。卒業後銀行勤務を経てアメリカの ノーステキサス大学へ留学。2006年、グラミーノ賞ノミネートの常連でもあるアメリカ学生最高峰と言われる同校のOne O’clock Lab Band(ワン・オクロック・ラブバンド)に合格、「LAB2007」のレコーディングに参加し、ワン・オクロックのメンバー初の日本人としてその名を刻 んだ。在学中よりホワイトハウスにも招待されたダラスのEmerald City Band(エメラルド・シティー・バンド)に所属し活動し2008年帰国。帰国直後の「バトルジャズビッグバンド vol.3」(BMG)で日本デビュー。現在都内を中心にライブ、レコーディング等で活動中。

一覧に戻る
ページTOPへ ページTOPへ