令和8年も、もうすぐ1カ月が過ぎようとしていますが、いかがお過ごしでしょうか。
日々の寒さが続く時期ではありますが、楽器に向き合って一音一音を積み重ねることで、指先からじんわりと体が温まるのを感じる今日この頃です。
今回はファゴットのバスジョイント部分が折れてしまった修理のご紹介です。

このような症状を初めて見る方には衝撃的かもしれません。

ジョイント部分の折れ修理には様々な方法があります。
今回は、以前にご紹介した内容( 詳細はこちら vol.103)とは違う方法をご紹介します。
まず折れた木部パーツを接着し、可能な限り復元します。
木部パーツの接着だけでは強度が保てないので、金属製のパーツを取り付けます。
下の写真は、その金属製パーツを取り付けるための隙間を削っていくところです。

少しずつ慎重に削り進めていき、最終的には刃物の先端が管体に隠れるくらい削ります。
次の写真は削り終えたところです。
隙間が見えるでしょうか。

この後、木部にピッタリ合った金属のパーツを取り付ければジョイント部分の完成です。


折れてしまった時は焦らず触らず、お近くの楽器店へ相談に行ってください。
組みにくいなぁ・・・等、使いにくいと思ったら、小さな事でも楽器店に行ってみましょう。