About マリゴについて

「マリゴ」は、世界で最も著名な管楽器ブランドのひとつとして知られ、長きにわたって、世界の偉大な演奏家たちと素晴らしい関係を築いてきました。

その歴史は1935年1月12日に、ストラッサー氏、マリゴ氏、ルメール氏という3人の共同経営者によって「ストラッサー・マリゴ」社が設立されたことに始まります。
当時、この会社はパリの技術者たちが多く集まっていたラ・クチュール・ブーセー地区(すぐれた木材が容易に手に入る風土の緑豊かな土地)にあり、オーボエだけでなく、さまざまな管楽器を製作していました。
1975年には「マレーヌ」社を買収して、より広大な工場を手に入れることとなりましたが、1981年からはオーボエとクラリネットの製作に専念することとし、とりわけオーボエは世界60ヶ国以上の有名オーケストラ奏者たちに選ばれるトップブランドとして、押しも押されもせぬ地位を得ています。

もちろん日本でも、池田昭子(NHK交響楽団)、高山郁子(京都市交響楽団)、辻功(洗足学園音楽大学教授)、寺島陽介(名古屋フィルハーモニー交響楽団)、古部賢一(新日本フィルハーモニー交響楽団)、茂木大輔(元NHK交響楽団)、𠮷村結実(NHK交響楽団)の各氏(アイウエオ順)をはじめ、多くの主要オーケストラのオーボエ奏者の方々に愛用されています。

そして伝統を踏まえながらも、ダヴィッド・ワルター(パリ国立高等音楽院教授)やフランソワ・ルルー(ソリスト/ミュンヘン音楽大学教授)、また上記の日本人オーボエ奏者たちとの連携により、常に未来を見据えた画期的な新製品の開発や品質改良を行っています。

2007年6月、1975年以来マリゴの極東総代理店である野中貿易株式会社が「MARIGAUX sas」を買収。オーボエのトップメーカーであるマリゴ社、そして長年「マリゴ」を最良の状態で演奏家の方々に提供することに邁進し、日本においてもオーボエの最高級ブランドとして広く認知せしめた野中貿易。両社のアイディアと技術力が結集され、世界の演奏家・愛好家の厳しい要望に応える楽器が世に送り出されています。


Nonaka Double Reed Gallery