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世界最初のペダル式チューニング・ティンパニやスーパーセンシティブ・スネアドラムストレイナー、 「スピード・キング」ペダル、バランスアクションペダル式ティンパニなどの
ラディック社のイノベイション(研究・開発・発明)の歴史が世界中のプレイヤーの要求にマッチするのは、
ラディック社をリードしてきたW.F.ラディック氏、W.F.ラディックJr.氏ら自身が有名な音楽家であったからです

彼らのイノベイション能力は並外れたものであることは確かですが、
それだけではすぐれた楽器製造は実現しません。
クラフトマンシップ、これがもう一つの成功の要です。

高品質の打楽器を作ること、これがラディック社の組織にしみ通っています。
世間にはマスプロダクション(機械生産)の楽器があふれていますが、
ラディック社では機械化を最小限にとどめ、手作りの良さ、即ちクラフトマンシップをとり続けています。
ビートルズ・モデルにみるドラムセット、軽量で屋外演奏で差をつけるマーチング用ドラムと
マーチングベスト、ハンマードのティンパニやスネアドラムなどは、クラフトマンシップならではの楽器です。

W.F.ラディック

ラディック社の歴史

ラディック・ドラム・カンパニーは、1909年シカゴにおいてTheo&William Ludwig 兄弟により設立されました。
世界最初の実用的なフットペダルを製造、この成功でドラムの名門が生まれました。

ラディック兄弟は二人とも当時の優れたパーカッショニストでしたが、 サイレント映画を活気付けた音響効果装置を製造し販売もしていました。
まだドラムセットが生まれる前の時代です。
当時の音楽界のニーズに応え、多くの打楽器製品の開発を行い現代のドラムセットの基礎を作り上げました。

更に1964年2月8日、リンゴ・スターがラディックのブラック・オイスター・ドラムを使用したことで、 一夜にしてドラム・ブームが生まれ、ラディックは興奮の中心にあり発展していきます。
ラディック社は高まる要求に応えるべく、事業を拡張し、そのドラムのサウンドと価値は、 世界で一番有名なジャズやロックのドラマー達をラディックに惹き付けました。
今でもラディックの名前と伝統は新しい世代のドラマー達に引き継がれています。

1912年製作の1stカタログ白黒時代から、2009年には設立100周年を迎え、 これからもラディックは世界中のドラマーに高品質のドラムを提供することに誇りを持っています。

W.F.ラディックJr.