V21 試奏レポート
武田 忠善
Tadayoshi TAKEDA

国立音楽大学学長

クラリネット奏者

明るく豊かな音は大変魅力的で、とりわけ高音域の充実した響きは驚異的ともいえるほどです。
クラリネットを演奏するすべての人におすすめしたい、まったく新しいリードですね。


サトーミチヨ
Michiyo SATO

東京都交響楽団首席

東京藝術大学
非常勤講師

V21は雑音の無いクリアな音色と、高音から低音までムラなくしなやかな響きが得られる魅力が特徴です。
私自身V.12と併用しています。
オーケストラ、室内楽、ソロと様々なシーンで頼れるリードです。


原 浩介
Kosuke HARA

東京佼成ウインドオーケストラ

東京音楽大学講師

ノイズが無く、タンギングしやすい――
私がV21をはじめて試した時の印象でした。
特に特殊管との持ち替え時に、程よい感覚で息やアンブシュアをフォーカスしてくれるので、いつも助けられています。
今でも新しい自分に出会いたくて様々なリードにトライしますが、結局V21に戻ってしまう不思議な魅力があります。
ブラックダイヤモンドの為に作られたリードだ、というのは全くの迷信で、研究された作りと材質の良さを是非、一度体感してみて下さい。

大城 正司
Masashi OSHIRO

沖縄県立芸術大学
くらしき作陽大学
洗足学園音楽大学
各講師

V21は吹奏感の軽さと柔軟性、反応の速さ、そして響きの豊かさを持っています。
吹奏感は、単に軽いだけではなく心地よい抵抗感を感じる事ができるかと思います。
トラディショナルとは形状やカットの方法も違うため、最初は違和感を感じる方もいるかもしれませんが、慣れるとどんどん良さが感じ取れるモデルですね。
音色はバンドーレンらしく明るく芯があり、響きの豊かさと伸びを感じます。
バンドーレン社製Profile(プロファイル)との相性も良いので、是非試してみてください。


V21
V21
B♭ Clarinet
長さ 67.5mm
13mm/12.3mm
先端 0.1mm
ヒール 3.25mm

V21リードは、銀箱の愛称で親しまれているV.12のカットに加え、ルピック56に施された、ヒールを狭くした円錐形のデザインを組み合わせたリードです。
この組み合わせは、バランス良く全音域にわたり温かく深みのある音が得られ、レスポンスの良い芯のある音が遠くに響きます。
V.12やルピック56が得意とする間隔の広い跳躍も均一で豊かな音色で演奏でき、その長所はV21にも受け継がれています。


V21
V21
Alto Saxophone
長さ 67.5mm
15.95mm
先端 0.12mm
ヒール 3.25mm

サクソフォン用としては初めての、ヒールを狭くした円錐形にデザインされた、アンファイルド・リードです。
透明感があり、非常にあたたかく芯のある音で、音の伸びもずば抜けており、正確なアーティキュレーションと、間隔の広い跳躍も容易に演奏できます。


リード各部の名称