テクニカルレポート

ノナカ・テクニカルサービスのリペアスタッフはお取引店で開催される管楽器リペアクリニックに出向き お客様の大事な楽器を診断の上、調整&簡単な出張修理をさせていただくこともあります。
楽器のメンテナンスについて、ご相談&ご質問にもお答えしております!

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楽器のお手入れ方法

修理にいらっしゃるお客様から質問で「普段の楽器のお手入れはどのようにしたら良いですか?」「細かいところの埃はどうやって取ったら良いですか?」と聞かれることがあります。

普段のお手入れで大事なポイントは2つあります。

1つは 水分を除去すること。
もう1つは 楽器表面やキーに付着した汗、油分をクリーニングクロスで拭き取ること。
特に木管楽器にとって楽器の中やタンポに残った水分は大敵です。
スワブやクリーニングペーパーでしっかりと除去しましょう。

普段はこの2つをしっかりとやっていただければ問題ありません。

それでは細かいところの埃はどうやって取ったら良いでしょうか。

細かいところ(キーの間)の埃を取るのには毛先の柔らかいブラシが効果的です。
下の写真のブラシはお化粧で使用するブラシです。
このようなブラシで楽器に溜まった埃を優しくはらってあげましょう。

これだけでかなりキレイになるはずです。ぜひ試してみてください。

「もっとキレイにしたいよ~」という方。
大切な楽器をキレイに使いたいという気持ち、良くわかります。

楽器は細かいたくさんの部品で作られています。
入り組んだところまでしっかりキレイにするためには分解が必要な場合もあります。

徹底的にピカピカにしたいときは、私たちプロの技術者にお任せくださいね!

更新日:2020年7月15日

新型コロナウイルス感染予防対策に!

みなさんこんにちは!
新型コロナウイルスによる自粛要請もようやく落ち着きつつあり、社会全体も動いてきましたね。
そんな中、楽器を吹きたくてうずうずしている方もいらっしゃると思います。

しばらく吹いていなかった方や、もちろんこれから楽器の購入を考えている方にも
ぜひオススメしたいのが、、、

「消臭・抗菌マウスピースクリーナー」です!!

弊社取り扱いのマウスピースクリーナーは、主成分が「第四級アンモニウム塩」で米国環境保護庁では新型コロナウイルスに有効なことが認められています。

また、NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)では、新型コロナウイルスに有効な界面活性剤として、マウスピースクリーナーの成分に含まれている塩化ベンザルコニウム(別名:塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム)の有効性が公表されております。

そして、このマウスピースクリーナーは使い方が本当に簡単!
楽器・マウスピース・楽器ケースに直接スプレーし、1分ほど乾かすだけ!!
拭き取りやすすぎも必要ありません。
消臭・抗菌が必要な場面でも、お手軽にご使用いただけますので、ぜひご活用くださいませ♪

当リペアスタッフもデスク回りや試奏用マウスピースに愛用中です♪

野中貿易のオリジナルブランド「VIVACE(ヴィヴァーチェ)」には60mlと240mlの2種類、そして 好評いただいているハローキティ、マイメロディ、アイムドラえもんのデザインもあり、そっとカバンに忍ばせておけるような可愛いデザインとなっております♪



みなさまの演奏活動に、ほんの少しですが安心をお届けできれば幸いです。


■VIVACE マウスピースクリーナー >>
https://www.nonaka.com/vivace/products_09.html

■ハローキティ マウスピースクリーナー >>
https://www.nonaka.com/hellokitty/mouthpiececleaner/index_hellokitty.html

■マイメロディ マウスピースクリーナー >>
https://www.nonaka.com/hellokitty/mouthpiececleaner/index_mymelody.html

■アイムドラえもん マウスピースクリーナー >>
https://www.nonaka.com/information/detail.jsp?id=39507

更新日:2020年6月24日

トーンホールの掃除

今回はトーンホールの掃除について紹介していきます。

タンポやコルク、フェルトなどのパーツは、破れたりはがれたりして紛失してしまうと、「音が出なくなる」または「キーノイズが出る」といった症状で気が付きやすいと思います。

ところが、トーンホールに汚れがたまっていても、なんとなく音が出てしまうので気が付かずそのままにしている方が多いと思います。
実は、 トーンホールに汚れやホコリがたまってしまうと、音の抜けに影響が出てしまうことがあります。

大切に使っている楽器のトーンホールが、どのようになっているか覗いてみましょう・・・
初めて見た方はびっくりするかもしれません。
汚れやホコリが付着してしまっています。

では、掃除後の写真をご覧ください。











吹きづらさを感じることがあれば、お気軽にご相談ください。

更新日:2020年5月25日

クラリネットの仲間たち

こちらノナカ・テクニカルサービス福岡にSELMER Paris社9種類のクラリネットのうち、4種類が集まりました。

左からコントラバスクラリネット、バスクラリネット、アルトクラリネット、B♭クラリネットです。

コントラバスクラやバスクラなどのハーモニー系の楽器は、キーがたくさんあるため概ねキーノイズがあります。
キーオイルの不足、コルクやパッドの劣化により、吹奏時にキーがカチャカチャなることが多いと思います。
実際、合奏の時に曲の静かな場面でキーノイズが気になった経験のある方も多いのではないでしょうか。
キーノイズをおさえる対策や、タンポを交換して調整をすることで状態が驚くほど良くなることがあります。
バンドの響きも華やかになると思います。

いま一度、お使いの楽器の状態を見直してみてはいかがでしょう。

新型コロナウイルス感染拡大防止の最中でありますが、
一日でも早く仲間で集まって練習ができる日を目指して、皆さんで頑張って乗り越えましょう。

更新日:2020年4月23日

【オーボエ】組み立て分解時の注意ポイント

今回はオーボエの組み立て分解時に起きやすいトラブルを一つご紹介します。


あるとき「下管から下の音が突然出なくなりました。」と修理にいらっしゃったお客様。

楽器をチェックすると、下の写真のように上管の一番下にあるG#キーのコルクタンポの一部が欠損していました。
これでは下の音は全く出ませんね。

お客様自身は全く覚えがなく、前日までは問題なく吹けていたとのこと。
ではなぜコルクタンポは欠けてしまったのでしょう?

原因は楽器を準備するときの組み立て方、片付けるときの分解の仕方にあります。

楽器を組み立てるとき、また分解するときはジョイント部分をほんの少し回しながら行います。
その時、ジョイント部を回しすぎると下管のF#キーの足がG#キーのコルクタンポに当たってしまうのです。


写真で見るとF#キーの足がピッタリとコルクタンポの位置に来ていることがわかりますね。

実はこのジョイントを回しすぎてコルクタンポが欠けるというトラブルは結構多く、急いでいるときなどに無意識のうちにやってしまいがちです。
修理に持ち込まれたお客様も、おそらく前日の片付けの際にジョイントを回しすぎてキーを当ててしまったものと考えられます。


組み立て、分解時は回す範囲をほんの少しにとどめ、固くて入り難い、抜き難いと感じるときはコルクグリスをお使いください。
急いでいるときも慌てずに注意してくださいね。

更新日:2020年3月13日

旋盤

寒暖差が激しく、風邪をひきやすい時期ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今回のテクニカルレポートでは、当社で使用している機械についてちょっとお伝えしたいと思います。

旋盤(せんばん)ってご存知でしょうか?

名前くらいなら知ってるよ!とか、なかには中学校・高校の技術の時間に使った!と言う方もいらっしゃると思います。
旋盤はものすごく色々なことが出来る機械で、楽器修理においてもその守備範囲(笑)は非常に広く、様々なパーツや工具を作ったり、旋盤を使って楽器そのものを加工する…なんて事も!

今回はそんな縁の下の力持ち「旋盤」についてです!

外観はこんな感じです。

これは旋盤の中でも小さめな方ですが、重さは何百キロもあります。

今回はフェルトなどを丸く切断する工具、大小2つのポンチを製作します。

ポンチってどんなもの?イメージがわかない方もいらっしゃると思うので、まずは旋盤加工後の完成品写真から!
今回は大小2個とガイドパーツを作りました。


この完成したポンチを使用して、下のような形状にフェルトをカットすることができます。これは金管楽器のピストンフェルトになります。

今回使用する材料はこちらです。ポンチは工具鋼、ガイドパーツは洋白という材料を使います。


まずはパソコンで図面を引いて…


旋盤を使い、さきほどの材料を図面に従って削っていきます。


黄色矢印部分を削っているところです。


赤色矢印部分を削っているところです。

材料や削り方によって、さまざまな形の切子(削りくず)が出来ます。
鉄の切子はきれいなブルーになります。そして手に当たると熱い!



そして完成です。


加工前の材料と、加工後の完成品とを並べてみました。


ポンチは市販品もあるのですが、中途半端なサイズが必要な時にはこのように旋盤を使って作ったりもします。
ポンチが完成したらフェルトを抜いていきます。最初に大きい方で丸く抜いて、その後ど真ん中に小さい方で穴をあけて…完成です!


写真だけではいまひとつダイナミックさが伝わらないかもしれないので、短いですが動画を撮影しましたのでご覧ください!

今回のレポートは、楽器とは直接関係が薄い内容でしたが、紛失してしまっていたり、部品が手に入らないメーカーの楽器を修理する時などは、
こんな「作る」分野の作業もしています。

古い楽器を愛用している人も、もう部品がないから…とあきらめずに是非ご相談下さい!

更新日:2020年2月17日

新年のごあいさつ

更新日:2020年1月6日