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【河村幹子氏選定品】アドラー : ファゴット 各モデル

新日本フィルハーモニー交響楽団 首席ファゴット奏者の河村幹子さんに
人気のアドラーファゴット各モデルをご選定いただきました。

【河村幹子氏選定品】アドラー:ファゴット

【河村幹子氏選定品】アドラー:ファゴット 1361
http://www.nonakamh.com/?pid=148504340

【河村幹子氏選定品】アドラー:ファゴット 1357
http://www.nonakamh.com/?pid=148504364

【河村幹子氏選定品】アドラー:ファゴット 1357/125
http://www.nonakamh.com/?pid=148526412

また、アドラーファゴットの魅力やお薦めポイントについてコメントをいただいています。
ぜひ、ご一読ください。

復活!黄金のドイツサウンド
河村幹子さんが語るアドラーファゴットの魅力

中学や高校の吹奏楽部へ指導に行く機会が度々ありますが、アドラーのファゴットは学校備品として使われていることが多いので、皆さんの中には吹いたことがある方も多いと思います。
たくさん練習する時間があって、上達も早い時期に、多くの生徒さんたちがアドラーのような伝統のある一流メーカーの楽器を使って練習できるのはとても素晴らしいことですね。

でも残念なことに、その中には整備不良だったり、皆さんの年齢を遥かに超えた骨董品のような年代物だったりして、決して吹きやすい良い状態ではない楽器が多いのも事実です。ですから皆さんの中には今、あるいは以前吹いていたアドラーに良い印象を持っていない人もいるかもしれませんが、もしそうであれば是非一度、今のアドラーを吹いてみることをお勧めします。きっとあまりの違い、吹きやすさに驚くと思いますよ。
と言うのは、もちろん新品の楽器ですから調整もしっかりされているので吹きやすいのは当たり前ですが、実はそれ以上に近年の品質アップには目を見張るものがあるからです。

アドラーは1885年に設立されたドイツの老舗メーカーですが、第二次世界大戦後は旧東ドイツに会社があって、その間に残念ながら品質的には西側のメーカーに大きく遅れを取ってしまいました。東西ドイツの統一後は経営的にも非常に厳しい状況になってしまったようですが、それが好転するきっかけになったのが2000年のメーニッヒ社との合併と、同時に始まった名匠ルートヴィヒ・フランク氏による徹底的な品質改良の取り組みです。
メーニッヒも旧東ドイツの会社でやはり戦後は厳しい状況でしたが、ファゴット奏者たちのアドバイスを多く取り入れながら改良を重ねることで、今では一流奏者たちにも愛用されるプロフェッショナルモデルの楽器を作っています。そのノウハウは弟分であるアドラーにも随所に活かされていて、例えばしっとりとより深くなった音色には幅広い表現力の可能性がとても感じられますし、キーやボディの仕上げも格段に良くなって、楽器を手にすると、しっくりと馴染むような感触で操作性もとても良くなりました。
実際に今回、あらためてアドラーを吹いてみましたが、性能も品質もこの20年で以前とは比べ物にならないくらい、どのモデルも改良が進んでいるのを実感することができました。

ところで音色と言えば、今、世界中の多くのメーカーがブリリアントな音色を目指し、こぞってそうした楽器を世に送り出している中、アドラーのファゴットは、ただブリリアントなだけではない、油分をたっぷり含んだかのような、しっとりとした音を持っています。そしてファゴットはドイツ製が多いのですが、アドラーはその中でも特にドイツ的な音色というか、私が憧れた偉大なオーケストラプレイヤーたちが奏でた、いわゆる典型的な黄金のドイツサウンドをどこか感じさせてくれる、私にとって最もファゴットらしい音色がするブランドであって、それはいま多くのプロ奏者が使用しているファゴットの最高峰メーカーであるヘッケルにも繋がる音、そんな雰囲気のある音色です。

とくにアドラーの最高機種である1361は最高級のボスニアンフレイムメイプルウッドを使用しているためだと思いますが、密度のあるとても良い音がします。程良い抵抗感が支えとなってくれるので安心して吹き込むことができ、プロオーケストラでも通用するしっかりとした響きのある音を作り出すことができますし、ハイEキーなどのキー装備も充実しているので音楽大学などで専門的に学ぶにも適している、とてもハイレベルなモデルです。

また、最も人気のある1357や1357/125モデルにはこのハイEキーはついていませんが、オーケストラや吹奏楽ではほとんど使うことがないキーなので、中学や高校での部活動はもちろん、社会人になってからも趣味としてずっとオーケストラや吹奏楽で演奏を楽しむには全く問題ありません。むしろ1361よりも楽に鳴らせる分、初心者の方を含めて中高生にも無理なく吹きこなせると思いますし、魅力的な音色はもちろん、音程も安定していますので、とても扱いやすいモデルと言えますね。

最初に手にする楽器って、本当にとても重要です。楽器に問題があると上達が遠回りになって時間を無駄にすることなりますし、悪いクセがついてしまうこともあります。これから奏者としての土台を学ぶときに楽器に足を引っ張られる事のないよう、生徒さんたちにはなるべく質の良い楽器で練習してもらいたと思っていますが、その点、アドラーは文句なしの品質ですし、ファゴットは価格が高い楽器が多いのですが、アドラーはコストパフォーマンスもとても優れていますので無理なく安心して薦められる楽器です。ご自分の楽器を持つことを考えている方は、ぜひアドラーを試してみてください。

河村幹子 ~かわむら もとこ~
13歳より岡崎耕治氏の下でファゴットを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業、同大学卒業。在学中モーニングコンサートや、3年連続室内楽定期に出演する。新卒業生紹介演奏会で藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。DAAD (ドイツ学術交流会)の奨学生として渡独。ハノーファーとミュンヘンの音楽大学で研鑽をつむ。ミュンヘン音楽大学でマイスターコース(大学院)を修了。在学中ミュンヒナーシンフォニカーで研究生を務める。市立アウグスブルグ歌劇場首席奏者経て、帰国後はNHK-FMリサイタルに出演。2009年小澤征爾/指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団の「新日本フィル特別演奏会」でソリストを務める。上岡敏之、G.Bosse、P.v.Steinaecker/指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会、名曲シリーズやG.Bosse/指揮、神戸市室内演奏団定期演奏会ソリストを務める。Korean Chamber Orchsetraの「Special Gala Concert」やChangwon Philhaemonic Orchestraの定期演奏会でソリストを務める。現在新日本フィルハーモニー交響楽団ファゴット首席奏者としての活動を中心に、木曽福島音楽祭などにも参加。東京藝術大学音楽学部非常勤講師、日本大学芸術学部非常勤講師。ファゴットを岡崎耕治、E.Marschall、K.Thunemann、故伊達博の各氏に師事。

更新日:2020年4月9日