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マリゴ オーボエ コンポジットモデルについて

すでに1年以上この楽器を使っていますが、大袈裟でなく、オーボエ奏者としての人生が根本的に楽になったと実感しています。

ご承知のようにオーボエは僅かな温度や湿度の変化で割れが起きることがあります。
そのために、会場の空調には極端なほど神経質になり、すきま風や冷房にはいつも即座にお願いして止めてもらっていました。
また、休憩ごとに楽器を丁寧に掃除してケースにしまい、また取り出すと言うプロセスで、とても面倒な思いをしていましたね。

コンポジットではもはやこうした心配やストレスが一切なく、割れを心配しないで演奏活動できることがこんなに楽だったのか!と実感しているのです。

また、調整が狂わないことは特筆すべきで、むしろコンポジットにしてから、今までの楽器がやはり木製の管と金属のメカニズムの間で、毎日微妙な変化を繰り返していたことを知りました。

音色は素晴らしいもので、ハイグレードのグラナディラと全く遜色なく、気持ちよい抵抗感とともにマリゴらしい魅力ある響きが作れます。
良いこと尽くめの楽器で、もし次にオーボエを買うならば、それは木の劣化よりもメカの劣化によるものでしょうけれども、またコンポジットを買いたいと思っています。

皆様にもぜひご試奏をお奨めします。

茂木大輔:元NHK交響楽団首席オーボエ奏者

Marigaux 901C コンポジットモデル
希望小売価格 ¥1,340,000(税抜)

Marigaux 910C コンポジットモデル
希望小売価格 ¥1,540,000(税抜)

茂木大輔 ~もぎ だいすけ~
国立音楽大学卒業後、ミュンヘン音楽大学マイスターコース修了。丸山盛三、G.パッシンの両氏にオーボエを師事。1982年ヘルムート・リリンクの指揮するシュトゥットガルト・バッハ・コレギウムのメンバーとして世界各地を演奏旅行するとともに「バッハ教会カンタータ」の全曲録音に参加。1987年シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団に入団し、第1オーボエ奏者を務める。1990年NHK交響楽団に首席オーボエ奏者として入団し帰国。以後ソリスト、室内楽等、ジャンルにとらわれない演奏活動を積極的に繰り広げ高い評価を得ている。また文筆活動においても才能を発揮し、著書、連載共に好評。CDも多数リリースしている。近年では企画、司会、解説、指揮、作曲など多岐にわたる分野で幅広い活動を行っている。

更新日:2019年3月26日
※価格は更新日時点の税抜価格となっています。