Rhodium Aurum

イタリアのカルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団で首席オーボエ奏者を務めるグイド・ゲッティ氏は自ら使用するためのより品質の安定したメッキ加工チューブの製作を始めました。

メッキ加工

メッキ加工風景

メッキ加工されたチューブはこれまでにも多くありましたが、メッキの厚さや処理は例えばわずか1ミクロンの違いであっても結果が変わります。そのため、イタリアのカルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団で首席オーボエ奏者を務めるグイド・ゲッティ氏は自ら使用するためのより品質の安定したメッキ加工チューブの製作を始めました。

その後このチューブは、販売のための商品開発に実験と試作が重ねられ、チューブの専門メーカーであるキアルジ社とギュルツィオ社の協力を得てロジウムオーラムチューブとして商品化されました。

使用プレイヤー
古部賢一氏/宮村和宏氏

また、ロジウムオーラムのオリジナルモデルである“2G”タイプはキアルジのNo.2とNo.2+の中間の太さのチューブです。
ゲッティ氏を含めた彼の身近なオーボエ奏者たちの間ではNo.2は細く、No.2+では太過ぎるといった意見が多かったのですが、この2Gはとくにマリゴ901にとても相性が良いと評価されています。No.2+で大きめの舟形ケーンを使用した際に音程の問題を感じる方には是非お試しいただきたいモデルです。

スタッフおすすめアイテム

オーボエチューブ オーラム

オーボエチューブ オーラム

ロジウムオーラムチューブのフラッグシップモデルともいえる金メッキ加工のチューブです。
金メッキによる響きの深さと適度な抵抗感の絶妙なバランスの仕上がりにはゲッティ氏のオーボエ奏者としての経験が十分に生かされています。
キアルジNo.2、No.2+、ギュルツィオD11、D12、ロジウムオーラム2Gの各タイプをご用意しています。

オーボエチューブ オーラムプラス

オーボエチューブ オーラムプラス

オーラムプラスはオーラムよりも金メッキを厚めにかけたモデルで、より深い響きが魅力です。
薄めのリードでもまとまりのある音色が得られやすいチューブです。
キアルジNo.2、No.2+、ギュルツィオD11、D12、ロジウムオーラム2Gの各タイプをご用意しています。

オーボエチューブ アルゲントゥム

オーボエチューブ アルゲントゥム

最新モデルの銀メッキチューブです。優れた伝達性とまとまりのある音色が特徴です。
キアルジNo.2のみのご用意となります。

オーボエチューブ エアリス

オーボエチューブ エアリス

ゲッティ氏から商品見本を受けとった際、艶のないマットな仕上がりが見ため的にイマイチだったので発注を見送るつもりでしたが、コンセルトヘボウのメンバーが使っているからとのゲッティ氏の強い勧めで試しに仕入れてみました……。
今ではこの銅メッキタイプが何といっても一番人気です!
キアルジNo.2、No.2+、ギュルツィオD11、D12、ロジウムオーラム2Gの各タイプをご用意しています。

オーボエチューブ エアリス ヴィブラ

オーボエチューブ エアリス ヴィブラ
厚さ

左がヴィブラ

ヴィブラは従来のモデルよりも0.05㎜薄い0.15mmの厚さの金属で作られており、より振動しやすく反応が早いチューブです。
キアルジNo.2 エアリスのみのご用意となります。

オーボエチューブ エアリス メタル

オーボエチューブ エアリス メタル

こちらは東京佼成ウインドオーケストラの宮村和宏氏のご要望をもとにオーダーしたシリーズです。発注した時には特注扱いだったのですが、今ではメーカーのWebサイトにラインナップされていますね。
キアルジNo.2 エアリスのみのご用意となります。

オーボエチューブ ロジウム

オーボエチューブ ロジウム

メーカー名でもあるロジウムは白金族元素のひとつで貴金属として知られています。
非常に硬い質感ですが、音の立ち上がりに優れた伸びやかなサウンドが魅力です。
キアルジNo.2、No.2+、ギュルツィオD11、D12、ロジウムオーラム2Gの各タイプをご用意しています。

オーボエチューブ テルニウム

オーボエチューブ テルニウム

ルテニウムも白金族元素のうちのひとつで、貴金属として知られています。
ロジウムより黒みを帯びた銀色で、音色もダークなまとまりのある落ち着いた印象です。
キアルジNo. 2、No.2+、のみご用意しています。

オーボエチューブ ブラス

オーボエチューブ ブラス

ロジウムオーラムのオリジナルモデルである“2G”タイプはキアルジのNo.2とNo.2+の中間の太さのチューブです。
ゲッティ氏を含めた彼の身近なオーボエ奏者たちの間ではNo.2は細く、No.2+では太すぎるといった意見が多かったのですが、この2Gはとくにマリゴ901にとても相性が良いと評価されています。
No.2+で大きめの舟形ケーンを使用した際に音程の問題を感じる方には是非お試しいただきたいモデルです。