インタビュー
INTERVIEW

オットーリンク

オットーリンク メタル マウスピースを
アンディ・ウルフさんがレビュー!

アンディ・ウルフ

製造元100周年記念を記念して新しく発売された「フロリダモデル」、既にラインナップされている「ニューヨークモデル」「ヴィンテージモデル」をビッグバンド、スタジオレコーディング、アーティストサポートのファーストコールとして活躍するアンディ・ウルフさんに試奏していただきました。



フロリダモデル
●「フロリダモデル」

ヴィンテージとして人気の高いフロリダ期のオットーリンクをコンセプトに、新たな型から作られたモデル。バッフル先端部が少し高くなっている。ボディサイズがわずかに大きく、ノーマル(通常のメタル)とニューヨークモデルの中間くらいのサイズである。

アンディさん「これは私が普段使用しているオットーリンク系のアメリカ製ハンドメイドマウスピースに近いサウンドです。フロリダ期オットーリンクのアグレッシブな感じが出ています。高音域でのザラザラ感があっていいですね。全音域でサウンドが鳴り切る、例えればデクスター・ゴードンのようなイメージです。」



ニューヨークモデル
●「ニューヨークモデル」

ノーマルよりボディサイズが一回り大きい。それに伴いマウスピースの重量も増しておりヘヴィーな吹奏感のマウスピースである。

アンディさん「とてもパワフルでよく響いてくれます。息をたくさん入れて吹く私には一番合っています。テーブルも長いなどノーマルと作りが色々違いますね。」



ヴィンテージモデル(メタル)
●「ヴィンテージモデル」(メタル)

製造元90周年を記念して登場した。現在のオットーリンクのベースとなっている1950年代に登場したスーパートーンマスターの1つ前のモデル“トーンマスター”をイメージしたモデルである。バッフルが低くてチェンバーが大きく、ダークなサウンドである。

アンディさん「このモデルは実は私も持っています。シャンクの形がトーンマスターみたいでいいですね。古い時代のサウンドがします。」


●オットーリンクについて

アンディさん「現在のオットーリンクは今までの中でベストなラインナップだと思います。以前にあった色々なモデルや製造時期のものを求めているユーザーの声を反映したのでしょう。それを現代の安定した製造技術で作っているのは良いことだと思います。オットーリンクタイプの最高のマウスピースを求めて試行錯誤するユーザーはテナーサクソフォンに多くいます。改めて原点のオットーリンクを吹いてみると新たな発見があるのではないでしょうか。」

◆ 野中貿易ジャズサクソフォン用マウスピース特集ページ ◆
https://www.nonaka.com/jazzmp/index.html


<アンディ・ウルフ プロフィール>
カナダ出身。17歳よりプロとして活動。モントリオールのマギル大学でクラシックの作曲とジャズ演奏の学士号を取得。自身のソロ活動だけでなく、セッションミュージシャン・作曲家としての評価も高い。
海外ではDuke Ellington Orchestra、Manhattan Jazz Orchestra といった名門バンド、そしてメイシー・グレイやテイラー・スウィフトらとも共演。
1990年代に日本に拠点を移してからは、幅広い音楽シーンで活躍している。熱帯JAZZ楽団、ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ、守屋純子オーケストラ、日野皓正、中本マリ、小野リサといったジャズシーンのみならず、Official 髭男dism、EXILE ATSUSHI、松田聖子、清木場俊介、椎名林檎、水樹奈々、森山良子、福山雅治、aikoなどのJ-POPシーンにおいても活躍。またTV・スタジオ収録にも数多く参加している。様々な著名アーティストの下でさらなる飛躍を遂げ、活動の場を広げ続けている。

■使用楽器:
セルマー・パリ テナーサクソフォン シリーズIII ジュビリー ゴールドラッカー(ネック/シリーズII用 Raw Brass 彫刻付き)

アンディ・ウルフ公式ホームページ:
http://www.andywulf.com/index.html

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