インタビュー
INTERVIEW

太田友香 × ルブラン・ブリス・クラリネット

まず関心したのは、その響きの豊かさですね。そして音色が明るい!

息の入りがとてもスムーズなんですが、かといって思い切り吹き込んでも音が開くこともなく、楽器がちゃんと響きをつくってくれる。これは、息のコントロールがまだうまくできない初心者にとっては、すごくうれしい点だと思います。

また、クラリネットでいちばん難しいところのスロート・トーン(中音域のシ♭のあたり)も音がやせず、高音域も細くならない。全音域で音がすごく均一なんです。
キー設計にも非常に高級感があって、調節ネジや、補強の金属バー、そしてサムフックにストラップ用のリングが付けられているところなど、こまやかな神経が随所にはらわれているように感じました。

それから、バックパック・タイプの軽量でタフなケースも、両手が荷物でふさがっていても背負えるので、移動時にとても便利だと思います。

そして、これだけの機能をそなえたこのシリーズの最上級機種「LB210」でも、価格が20万円を切るというのも驚きです。

ぜひこの楽器を手にとって、高級器にも負けないその音と機能性の素晴らしさを実感してほしいですね。

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太田友香(東京佼成ウインドオーケストラ クラリネット奏者)

ルブラン・ブリス・クラリネット茨城県出身。
日立第一高等学校を経て昭和音楽大学を首席で卒業。大学卒業時に優等賞受賞。
第77回読売新人演奏会出演。クラリネットを笠倉里夏、関口仁、堀川豊彦、室内楽を太田茂の各氏に師事。
第78回日本音楽コンクール第3位入賞。

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