H281ER

フレンチホルン

フルダブルホルン Farkas Model(ファーカスモデル)

H281ER

ローズブラスベルはファーカスホルンの音に特別な暖かさと豊かさを与えます

H281ERのベルは、ローズブラスベルと呼ばれている銅分の最も多い真鍮でライトウェイトベル(ハンドハンマーリングによる極薄のベルに仕上げてある)です。吹き応えのあるローズブラスをより響かせるために、thinベルを採用しました。このモデルにはラッカー仕上げとノーラッカー仕上げの2通りの仕様があります。
(ノーラッカー仕上げは特注品)

キー・調子
F→B リバースシステムによりB→Fに交換可能
ボア
11.89mm(.468")
マウスパイプ
7.87mm(.310")ニッケルシルバー製
ベル
ラージスロートベル(ベル径:12 1/4")
ベル材質
ローズブラス
ロータリー
ブラス製 4ロータリー ストリングアクション
マウスピース
ファーカス Model MDC

H281ER(デタッチャブル):希望小売価格(税抜) {{ H281ER }}

フィリップ・ファーカ

Philip Farkas

すでに伝説となった音楽家のフィリップ・ファーカスは、フリッツ・ライナー指揮のシカゴ響ブラスセクション黄金期を、アドルフ・ハーセス、アーノルド・ジェイコブスらとともに完成させました。彼はホルン奏者として優れていたばかりでなく、教育者であり、作曲家であり、芸術家として、あらゆる音楽の分野において、半世紀にわたり活躍してきました。ホルトン社はファーカスモデルを1958年に完成させ、以来パーソナルモデルとして最も多く製作されたフレンチホルンとなっています。長年在職したシカゴ交響楽団首席奏者を1960年に後進に譲り、自身はインディアナ大学教授となり多くの音楽家を育ててきました。フレンチホルンという楽器を生涯愛し続けた彼の情熱は、すべてのホルン奏者が容易に正しい音楽ができる楽器開発へと注がれていきました。ホルトンフレンチホルン・ファーカスモデルは、あらゆる奏者に使用できるよう、4機種のラインアップを製作しています。
1992年12月、多くの人々に惜しまれつつ帰らぬ人となりました。

ストリングレバーアクショ

ストリングレバーアクション

ホルトンフレンチホルンは、すべてのモデルにストリングレバーアクションを採用しています。フレンチホルンのレバーアクションには機械式とひも式があります。ひも(ストリング)式の最も優れている点は操作が静かなことです。また、アソビやガタが出たときに簡単に調整でき、奏者の好みの微調整ができます。ホルトンの純正ストリングは耐久性に優れており、滑らかで確実なアクションを保証します。演奏中の故障を防ぐため、ストリングの早めの交換をおすすめします。

ER(第4ロータリーリバースシステム

ER(第4ロータリーリバースシステム)

野中貿易(株)では、ホルトン社との提携により日本国内向け用のホルトンフルダブルホルンの多くのモデルに、第4ロータリーリバースシステム(ER)付きを採用しております。このリバースシステムはロータリーの入れ替えを必要としないで、F→BをB→Fに交換することができるシステムです。第4ロータリーのひもをはずし、調整ひもどめネジをⒶよりⒷに移動します。そして、あらためてひも掛けをすれば、B→Fになります。この第4ロータリーはF→B間とB→F間のサウンドポートが切ってあり、これにより音抜けが一段と向上しております。

ベルスロートボ

ベルスロートボア

ホルトンフレンチホルンのベル形状は、原則として2通りの形があります。ラージスロートボアは大きな開きで、ファーカスの基本となったモデルに採用されています。
(H280、H281、H379)

ミディアムスロートボアは中庸の開き方で、右手の操作が効果的に発揮できます。
(H278、H378)

多種多様な材

多種多様な材質

ホルトンフレンチホルンのマウスパイプとベルの材質は、ニッケルシルバー、イエローブラス、ローズブラスと多種多様です。ニッケルシルバーは、抜群のレスポンスと豊かな響きが魅力、また非常に耐久性に優れています。イエローブラスは、明るく輝けるような響きとあらゆる音に溶け込む柔軟性が持ち味です。ローズブラスは、より深く暖かい、落ち着いた響きを生み出します。それぞれの良さが混じり合い、またそれに最も相性の良いサイズのマウスパイプ、ベルスロートなどが選ばれ設計されています。

  • 価格は全て税抜表示となっています。
  • 仕様、付属品及び価格は予告なしに変更される場合がありますのでご了承ください。