88H-CLクリスチャン・リンドバーグモデル
テナーバス・トロンボーン

CL2000ロータリーバルブシステムを採用しているクリスチャン・リンドバーグモデルです。
ロータリーキャップはライトウェイトタイプと、ヘビーウェイトタイプの2種類が付属されており、音色の違いを好みによって選択できます。
バリエーション

88HR-CL - Rose Brass Bell
ベル材質:ローズブラス
イエローブラスよりも銅の比率が高く、柔らかで深い音色が特徴。コーン伝統の音色です。
銀メッキ仕上げ:+{{ silver_plating_88HCL }}
オプションスライドに替える場合:+{{ option_slide_88HCL }}

88HY-CL - Yellow Brass Bell
ベル材質:イエローブラス
銅と亜鉛の合金で、一般に真鍮と呼ばれる金属です。明るい音色と反応の良さを持っています。
銀メッキ仕上げ:+{{ silver_plating_88HCL }}
オプションスライドに替える場合:+{{ option_slide_88HCL }}

88HRT-CL - Thin Rose Brass Bell
ベル材質:シンローズブラス
ベルの厚みがThin=薄めのローズブラスで、往年のコーンを彷彿させる音色です。
銀メッキ仕上げ:+{{ silver_plating_88HCL }}
オプションスライドに替える場合:+{{ option_slide_88HCL }}
88HRK-CL - Rose Brass Bell
ベル材質:ローズブラス
ラージスロート9"
銀メッキ仕上げ:+{{ silver_plating_88HCL }}
オプションスライドに替える場合:+{{ option_slide_88HCL }}
88H-S-CL - Sterling Silver Bell
ベル材質:スターリングシルバー
純度92.5%の銀で、遠鳴りのする豊かな響きが魅力です。
銀メッキ仕上げ:+{{ silver_plating_88HCL }}
オプションスライドに替える場合:+{{ option_slide_88HCL }}
特徴 - スペック

CL2000ロータリーバルブシステム
88HR-CLなどのクリスチャン・リンドバーグモデルには、よりスムーズな息の流れを生むCLロータリーが搭載されています。
ラッカー仕上げ
金属の表面に透明なラッカー塗装を施して、サビや汚れを防ぎます。輝かしい華やかな音色が魅力です。
銀メッキ仕上げ
ラッカー塗装の代わりに金属の表面に銀メッキを施しています。深く落ち着いた音色を好む方に。
スペック
- キー・調子
- B♭ / F
- ベルサイズ
- 8-1/2"(216mm)
- ボアサイズ
- 13.89mm(スライド)、14.27mm(Fセクション)
- 仕上げ
- ラッカー/オプションで銀メッキ仕上げが可能
- CL2000ロータリーバルブシステム
クリスチャン・リンドバーグ

1958年スウェーデン生まれ。17歳でトロンボーンを始め、2年後ストックホルム王立音楽大学に入学と同時にストックホルム王立歌劇場管弦楽団に入団する。その後、ソロ奏者になるべく、英国王立音楽大学に留学し、25歳の時ストックホルム・フィルとの協演でソロデビュー。以降、ワルシャワ・フィル、スウェーデン放送響ほかの著名オーケストラと協演し、世界各国でその卓越した技術と深い音楽性をアピール。数々のコンサートに優勝し、権威ある『フランク・マルタンコンペティション』では優勝のほかにマリア・マルタン賞も受賞する。
常に意欲的にレパートリーを開拓し、オリジナル曲を含め、現代作曲家からの献呈作品まで莫大な数にのぼるが、どんな大作であろうと常に暗譜で演奏に臨んでいる。
また、自国の作曲家ヤン・サンドストレムとの綿密な計画により完成された《オートバイ小旅行》、《ドン・キホーテ》はセンセーショナルを巻き起こし、世界各国で度々演奏された。その華々しい活躍はテレビ、ラジオ出演、コンサート、CD、そして金管楽器奏者としては初めてのLDリリースと破竹の勢い。1992年にはヨーロッパ合同4社放送局が、日本を含む世界各国でのコンサートツアーに同行して制作したドキュメンタリー番組が、ユーロビジョンよりヨーロッパ全土で放送された。
1994年にはイギリスBBC『ザ・クラシカル・ミュージカル賞』を指揮者のクラウディオ・アバド、チェロのヨーヨー・マなど世界のトップアーティスト達と共に受賞する。日本でも1991年から度々リサイタルを行うほか、読響、新日フィル、日フィル、都響、紀尾井シンフォニエッタ、アンサンブル金沢などとの協演で注目されている。
これまでにベルリン・フィル、シカゴ響、BBC響など一流オーケストラと協演し、ルイ・アームストロング、マイルス・デイヴィス・デニス・ブレイン、モーリス・アンドレと共に20世紀最も偉大な管楽器奏者に選ばれた。
またPodre de Pallabreは、リンドバーグを、クライスラー、ルービンシュタイン、ロストロポーヴィチ、オイストラフ、ゴールウィルらと並び、クラシック音楽の最も偉大な代弁者として挙げるほか、スペインのヴァレンシアでは、彼の名を冠したクリスチャン・リンドバーグ国際トロンボーン・コンクールも開催されている。
ロンドンの英国王立音楽大学ではプリンス・コンソート名誉教授の称号を与えられ、2005年にはスウェーデン国王より権威ある勲章“Litteris et Artibus”(文化功労賞)を授与された。
これまでにベリオ、クセナキス、武満徹、タネジなどから80を越える作品を献呈されており、300を越える作品の初演を行っている。
2009年ノルウェー・アークティック・フィルの首席指揮者に就任。
また作曲家としては、1997〜1998年に《(トロンボーンと弦楽器のための)Arabenne》を自身で初めて作曲した。
シカゴ響、ロッテルダム・フィル、スコットランド室内管、スウェーデン室内管などが委嘱した作品の数は50を越える。