メーニッヒ・アドラーについて

メーニッヒの歴史

1875年、楽器製作の聖地とも言われるドイツのマルクノイキルヒェンに設立された木管楽器工房です。

永年マイスターの手作りで製作されてきたオーボエとファゴットには定評があり、ヴァイオリンの木工加工でも有名な同地ならではの伝統を活かした精緻な作りが特徴です。

木材本来の特質を引き出したその管体が生み出すストレスのない甘美で美しい音は、オーケストラの弦楽器と違和感なく融合すると評価されています。

メーニッヒ社は2000年に、同じマルクノイキルヒェンでダブルリードを製作してきたアドラー社と合併。

両者の持つノウハウを活かして、伝統の音色を守りながら、現代のニーズに適合するような新製品を発表するようになります。

左)The Brother “Gebruder” Fritz Monnig(1881-1967)&Hans Monnig(1878-1942)
右)The Founder(Farther)Henrich Wilhelm Monnig(1852-1934)

アドラーの歴史

アドラー社は、1885年マルクノイキルヒェンで設立されました。

普及モデルファゴットの代名詞ともいえるモデル1357は、今なおロングセラーを続けています。

創業100年を越すアドラー社ですが、2000年にメーニッヒ社と合併し名匠ルートヴィヒ・フランク氏が技術部門の責任者として経営に参加。

モデル1357にも改良が加えられ、新たな魅力が生まれています。

左下から)Oscar’s Father Johann Gottlob Adler(1825-1900)、The Founder Franz OSCAR ADLER(1862-1922)、Oscar’s brother Robert Oswald Adler(1865-1946)、The son of Robert Oswald Adler, Johannes Adler(1899-1963)
右上)Craftmen of OSCAR ADLER’s Company in 1905