1. HOME > 
  2. インフォメーション > 
  3. ニュース一覧 > 
  4. 第18回日本ジュニア管打楽器コンクール オーボエの部 <高校生コース> マリゴを愛用する明和高校の寺島門下生3名が金・銀・銅賞を受賞!

インフォメーション
INFORMATION

ニュース

2016.05.06
第18回日本ジュニア管打楽器コンクール オーボエの部 <高校生コース>
マリゴを愛用する明和高校の寺島門下生3名が金・銀・銅賞を受賞!

2016年3月に本選が行われた第18回「日本ジュニア管打楽器コンクール」ソロ部門・オーボエの部・高校生コースでは同じ高校の音楽科で学ぶ3人が金賞、銀賞、銅賞を受賞。

そして全員が寺島陽介(名古屋フィル)門下生であり、楽器はマリゴを使用していました。

受賞者の3人と寺島先生にお話をうかがいました。

金賞 松本 純奈さん(愛知県立明和高等学校2年生)

銀賞 河村 真歩さん(愛知県立明和高等学校3年生)

銅賞 村松 和奈さん(愛知県立明和高等学校1年生) 

※すべて受賞時の学年

左から松本さん、寺島先生、村松さん、河村さん

──おめでとうございます。それにしても一位、二位、三位の受賞者3名が寺島先生のお弟子さんとは。

寺島 過去にも受賞した生徒さんはたくさんいます。たとえば河村さんも村松さんも中学生のときに全部門の中の大賞である文部科学大臣賞を受賞していますが、金・銀・銅3人揃ってというのは初めてですね。

しかも全員がマリゴを吹いているというのは珍しいかもしれない。

──寺島先生がマリゴを吹いていらっしゃる影響でしょうか。

寺島 楽器は本人が気に入るかどうか、合っているかどうかが大切で、僕がマリゴを吹いているからといって全員に勧めるわけではありません。

ただ、結果的にマリゴを選ぶ生徒が多いのは事実ですね。

──河村さんと村松さんは最初からマリゴだったそうですね。

河村 中学1年生で吹奏楽部に入りましたが、顧問の先生の紹介ですぐに寺島先生に習い始めて、いま吹いているこの901を買いました。

村松 小学校4年からオーボエを始めましたが、すぐに寺島先生に習い始めました。

そのときは901が少し重く感じられたので、2001を選びました。

最近、上管だけコンポジット製に替えましたが、ひび割れの心配がないので冬場も安心して練習できました。

松本 私は中学1年から吹奏楽部でオーボエを始めたのですが、学校にあった楽器が古くて全然音が出なかったので、他のメーカーのスチューデントモデルを買ってもらったんです。

でも中3でコンクールを予選落ちしたとき、寺島先生から「音が大切」だということを聞きました。

それまでは自分自身では良いも悪いも何もわかっていなかったのですが、マリゴを吹いたらまったく違いました。それで901Cのゴールドプレートに買い換えました。高校1年のときです。

寺島 マリゴが多くのトッププレイヤーから支持されているのは間違いありません。

フランソワ・ルルー、ラモン・オルテガ、ジェローム・ギシャール・・・

でも、実はマリゴは中高生でもとても扱いやすい楽器なんです。

初心者や中高生でマリゴを吹いている人がもっと多くても良いのではと思います。もちろん価格的な問題もあるのでしょうが、それよりも一般的に中高生はエントリーモデルからというイメージに縛られているのではないか?とも感じています。

僕は、それではかえって変な癖がついてしまうし、何よりも最初から良い楽器で始めるほうが上達も断然早いと思うんです。実際にそういう生徒さんをたくさん見てきましたから・・・

松本さんも楽器を替えて実感したんじゃないかな?

松本 はい、そう感じています。音も変わったと思います。

寺島 マリゴの最大の魅力は音色ですからね。

また、マリゴはそれぞれの個性にあわせてカスタマイズできるのも良い。いろいろなモデルがあるし、仕上げも選べるので、その生徒にぴったりの楽器を見つけられます。

とくに今回の3人はマリゴとの相性がバッチリで、良い結果が残せました。

──それにしても、やはり先生のご指導の賜物でもあるのではないでしょうか? 

今回もパスクッリやマルティヌー、ドラティなどの超難曲ばかり、皆さん見事な演奏で受賞されているのですから。

寺島 僕が大切にしているのは楽器、リード、そしてアプローチの仕方です。重要なのは、若いときにテクニックを十分身につけること。

もちろんオーボエにはサン・サーンスやシューマンなど素敵な名曲がたくさんありますが、それらはたくさんの勉強や経験を積んでいないと本当の意味での良い演奏はできません。

だから、若いうちはテクニックが先。音楽を追求するのはそのあとです。

──短期間で上達し、毎年このような結果を出す生徒さんをたくさん育てていらっしゃるのですから、独特の指導法をお持ちなのでしょうか? 

寺島先生のほとんどの生徒さんは、循環呼吸も身につけていらっしゃいますよね。

寺島 僕のレッスンでは教本はまったく使いません。エチュードは人前では演奏しないし、すごく時間がかかる。それが無駄な時間に思えるんです。

その分を曲の練習にあてれば、曲もできちゃう(笑)。だいたいパスクッリやシルベストリーニはエチュードみたいなものだし。

なかには難しい曲をいきなりやったらおかしくなるのではと心配する人もいますが、最初に指の角度や息の使い方、もうひとつこれは企業秘密のあること(笑)をおさえておけば大丈夫です。

──なるほど。ところで、その秘密というのは?

寺島 そこをお知りになりたければ、ぜひ名古屋までレッスンにいらしてください(笑)。

大阪、福井、東京、九州からレッスンにきている生徒さんもいるんですよ。

初心者の方、特に大歓迎です!

──わかりました(笑)。最後に皆さんの今後の目標についてお聞かせください。

松本 いまは目の前の課題がたくさんあるので、それを確実にひとつずつこなしていくことです。

それがレベルアップにつながると思っています。

河村 私は表現の幅を広げたいなと思っています。

音も今よりも、もっといろいろな音色を作れるようになりたいです。

村松 圧倒的な実力を身につけたい(笑)。だから、今はまだ2年生になったばかりだし、オーボエはもちろんですが、音楽史や他の学校の授業も頑張りたいです。

寺島 そう、今、頑張るしかない。意外に時間ってない。あっという間です。

大学生になったらもっと、プロになったらもっともっと時間はなくなる。

上手くなるのは今しかありません。これ以上やることないと言うくらい練習したら良いんです。ぜひ頑張ってほしいですね。


Marigaux 日本語webサイト

一覧に戻る
ページTOPへ ページTOPへ