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イベントレポート
2014.07.02
開催日:2014年6月28日
セルマー・パリ クラリネット新製品「プレザンス」発売記念
アンサンブル・エクラ演奏会イベントレポート
セルマー・パリ社のクラリネット「プレザンス」が、その高機能とコストパフォーマンスの素晴らしさで話題になっているが、その新発売を記念してクラリネット・アンサンブル「エクラ」による演奏会が開かれ、多くの聴衆が来場した。
メンバーは西澤春代、戸張有香、川越あさみ、柳澤瞳の各氏で、クラリネット四重奏によってプレザンスのさまざまな魅力を披露した。
演奏会はクラリネット四重奏の定番、グラントマンの「バガテル」で始まり、トマジの「3つのディヴェルティメント」で、その機能性を披露。
そして、続くバッハ「主よ人の望みの喜びよ」、モーツァルト「ロマンス」では4本のプレザンスが奏でる豊かなハーモニーと旋律線の優美さをアピールした。
さらにプーランクの「2本のクラリネットのためのソナタ」では、B♭クラリネットとAクラリネットの2本が、ときにはひとつに溶け合って、またときには対比的に動き、それぞれの魅力を堪能させた。
このあとさらに2曲、ダマーズ「クラリネット四重奏のための4つの小品」、デポルト「村の人々」とフランス近現代の作品では跳躍、ダイナミクスの変化も自在に演奏できることをはっきりと聞かせ、この楽器が最高級機種「プリヴィレッジ New Version」でセルマー・パリが実現した驚異的なピッチの正確さ、豊かで優美な音、人間工学に基づく理想的なキーデザイン、などをそのまま受け継ぐ楽器であることを実感させた。
また、終演後は来場者によるプレザンスの試奏会が開かれ、中高生からプロまで、多くのクラリネット奏者がB♭管、A管それぞれの魅力を体感した。
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