History - クラビオットヒストリー

ジョニー・クラビオットの研究

ドラマーとしてドラム製作者として、ジョニー・クラビオットはほぼ半世紀の間、音楽ビジネスに携わってきました。彼は1960年代初期からプロのドラマーとしての経歴を持ち、ライ・クーダー、バフィーセントメリー、モビー・グレープ、ニール・ヤングなどのロックンロールのパイオニア達とツアーやレコーディングをするようになりました。その期間に、ジョニーはドラムの歴史と製造に興味を持つようになり、ヴィンテージドラムを集めて、ドラム作りの技術を勉強し始めました。多岐に渡る研究、実験と忍耐を通して、彼はついに一枚の硬材に蒸気をかけながら曲げることでドラムシェルを作り出すという独自の製法を開発しました。この独自の製造工程は、シェルの一貫性と完全性を改善したことでクラシック「ソリッドシェル」のデザインを進歩させ、また現代のドラマー達に先例のない、最高レベルのスネアドラムサウンドとパフォーマンスを提供することとなりました。実際に目で見て選抜した素材と最高級のパーツを使い、彼が開発した手作りの製造方法を採用することで、クラビオットは一つの素材をすばらしい楽器に変えることができたのです。

妥協なき芸術品

クラビオットのソリッドシェルドラムの製造法は、各材料の木目、密度、組織から生み出される特徴的な音質とレスポンスを可能にしました。あらゆるドラムには固有の音、パフォーマンスに現れる特徴があります。クラビオットドラムも同様、一つ一つが微妙に異なっていますが、大自然に育まれ恵みを受けた良質なシェル素材や、製造工程の全段階での妥協を許さぬ目により、他とは一線を画す芸術品の域にまで高めたソリッドシェル・スネアドラムを生み出しています。

止まらぬ進化と可能性

ジョニーがクラビオット・ドラムカンパニー社を設立後も、ソリッドシェルドラム製造技術とテクノロジーの洗練・進化は続いています。
古いものと新しいもの、伝統と革新、職人技と演奏の完全なバランス “人間に出来うる最高の完璧さ”を持つクラビオットのソリッドシェルスネアドラムは、ドラムメーカーとドラム奏者の可能性を引き上げてきました。

2016年ジョニー亡き後、遺志を継ぐ少数精鋭のクラフトマン達により彼の真摯なドラムメイキングの道 “Johnny's Way” を引継ぎ、新しい代表Steve Maxwellにより新天地ナッシュビルへ工場を移転、新たなステージへと向かいます!

ジョニー・クラビオット