クラリネットの特色や音色について

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クラリネット
Clarinet

セルマー・パリ / B♭クラリネット “プリヴィレッジ”

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特色

クラリネットは18世紀始めに誕生したといわれており、その語源はイタリア語の「Clarino(小さなトランペット)」です。当時の楽器は音域が限られていて信号音的な演奏が特徴だったため、そのように呼ばれました。

しかし現在の楽器は大いに進化して、音量の変化、音域の広さでは他に類を見ないほど豊かになりました。

素朴であり、独特な音色はさまざまなジャンルで使用されます。オーケストラでは花形楽器のような派手さはないものの、印象的なフレーズを担当し、吹奏楽では複数の人数で演奏し、まさに主役といった場面も多いです。

また、ジャズにおいてのクラリネットは、歴史的に非常に重要な意味をもち、ディキシーランドジャズや初期のスウィングジャズではかかせない楽器でした。

二つのシステム

実はこのクラリネット、運指の違う2種類のキーシステムに分かれます。

現在、一般的に広く使われているのが「ベーム式」クラリネット。
そして主にヨーロッパ諸国で多く愛されているのが「エーラー式」クラリネットです。
エーラー式はベーム式とは指使いが全く異なり、マウスピースやリガチャーも、独自のものを使います。
それゆえ独特の音色を持ち、ベルリンフィルやウィーンフィルなどといった伝統ある
オーケストラのクラリネットパートも、永きにわたりこの楽器を使用しています。

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